回Petit sacではトープ、カーキ、ショコラ、ブラックの4色、Wsac +ではショコラ以外の3色のカラーバリエーションにしました。
ブラック以外は似たような色味なので、悩まれる方が多いかと思います。
特にWsacは微妙に違う6色展開だったので、なおさら悩まれる方が多いようで、よく私のインスタのコメント欄にも質問をいただいていました。
たしかに毎日使うものなので、手持ちのお洋服とのバランスだったり飽きずに使えるかどうかだったり…と考えますよね。

ちなみに普通の色展開で考えると、ブラック、ネイビー、グレー、+差し色が多いイメージですが、あえて私はニュアンスカラーを中心に色を選んでいます。
はっきりした色だと色のイメージが強くなるので、全体のバランスが取りにくいのですが、ニュアンスカラーだとお洋服の色と喧嘩せずに自然に馴染むので、不思議と全体が調和するのです。
また、はっきりした色だとどうしても相性が合わない色もあったりして、せっかくのコーディネートがバッグひとつで台無しになってしまうことも。
そんなワケあってGreishのアイテムはニュアンスカラーでの色展開になっています。

肝心の色の選び方ですが、全ての色が何にでも合います!と本当は言いたいところですが、いくつかポイントだけお伝えしておきます。
手持ちの洋服が〇〇色が多いから、〇〇がおすすめ!だと何だかつまらないし、おしゃれの幅が狭くなってしまう気がして、あえてそういう提案はしないでおきますね。
私が提案するのは“なりたいイメージ”でカラーを選ぶこと。
以下に、それぞれのイメージをまとめてみました。

トープ
トープはスカートとか女性らしい、きれいめなイメージにおすすめ。トレンドのカラーアイテムとの相性も◎

カーキ
カジュアルなイメージにおすすめ。デニムスタイルやメンズライクなアイテムとの相性◎

ショコラ
トープに近いですが、きれいめで大人っぽいファッションにおすすめ。トレンド感がある色味。

ブラック
クールでマニッシュなイメージ。モノトーンやベーシックカラーが中心な方に。

例えば、グレーのニットに薄色のデニムを合わせるとします。
もちろん全ての色に合うのですが、これにトープを合わせると、きれいめな大人っぽいスタイルに。カーキを合わせるとカジュアルな印象になります。
ショコラだと少しトレンド感のあるファッションに。ブラックだとシックな印象になります



こんな風にイメージで選んでもらえると、不思議とわかりやすいと思います。

1点だけ注意してほしいのは自分の手持ちのお洋服で1番多い色と同じ色は避けた方がよいかもしれません。
私はカーキが好きでカーキのお洋服が多いのですが、抱っこ紐もカーキなので、リュックもカーキだと軍人スタイルになってしまうことがあるので…笑

ちなみにおすすめの色はトープです。
このトープカラーは私が色味にこだわってオーダーして糸を染めて一から作ってもらったオリジナルのカラーです。
黄色味がかったベージュや白っぽいベージュは私があまり好きではなくて、、これはちょっとグレーがかった深めのベージュになっています。この色がかなり絶妙で、カジュアルなのに上品さもあって何にでも合うカラーに仕上がっているので、本当におすすめです。


企画担当
タローさんの
ウンチク


企画担当
タローさんのウンチク
「生地とカラー」のウンチク
生地は国内生地メーカーのナイロン100%素材を使用しており、カーキ、ショコラ、ブラックに関しては、定番色の中から上村若菜さんに選んで頂き、
トープについてはメーカーにオリジナルで染色してもらいました。
微妙な色合いなので、メーカーの方に頑張って頂いて、とても満足した色合いに仕上がっています。でも、この生地は、とても人気の生地で初回生産分の入手に3ヶ月、2回目分の入手にも、半年ほどかかってしまいました。
また、裏地はポリエステル100%素材でオリジナル染色の生地を使用しています。
色については、開けた時に見やすくて、かつ、Greishのイメージカラーに近い色を選びました。

ちなみに、Wsacについてはポリエステル100%の生地で織りから染色、加工までオリジナルで開発した素材で、中国の紡績業で有名な地域で作って頂いています。

オリジナルや、定番にこだわる理由は、
製造の時期やロットが特定できる
という点です。
品質については、日々、研鑽していかなければならない重要な事ですが
オリジナルで注文した生地は、作り方も誤魔化しができませんので
一定レベル以上の品質が担保出来ます。
万が一、トラブルの際にも
時期とロットがハッキリしているので、原因究明がし易くなります。

反面、特定のメーカー指定のない生地を市場で購入する場合は、品質管理が難しい場合が多いのと、追加生産の際には、売り切れていて、入手不可能になる事もしばしば。
市場生地でも信頼できる生地屋さんで、かつ、在庫があれば、好きな数量だけ購入可能でコストメリットはとても高いのですが、たくさんのお母さんに安心してリュックを使っていただくため、オリジナルの生地にこだわっています。

染色の方法や温度、染料の種類、二次加工の方法などなど
生地について話し出すとキリがないので、
その辺りに関しましては、今回割愛させて頂きます。